2007年に開催した「岩手県公会堂アートショウ」の図録「kokaido 07」(発行=リエゾンパブリッシング)が4月27日、発行された。
同図録は、同年に国が登録する有形文化財の指定を受けた同建物の造形を生かしながら現代アートによるインスタレーションを試みたもの。2005年に1回目が行われ、2年の1度のビエンナーレ形式で開催している。
同ショウに参加した作家は平面作品から彫刻、写真家など岩手県内を中心に国内外で活躍する10人。
発行元のリエゾンパブリッシングでは、「地方にありながら、解釈の難しいとされる現代アートと古い建物とのコレボレーションがビエンナーレ形式で行われる例は国内では珍しい。その記録として残る図録の意味は大きいのでは」と話す。
判型はA5サイズで横型、36ページ。英日対訳。価格は2,000円で県内書店ほかAmazonで販売する予定。