
10月に行われる「赤レンガ伝統工芸館~地域に根差すものづくり2025~」に向けた特別展示が現在、「AZLM CONNECTED CAFE manorda(マノルダ)いわて店」(盛岡市中央通1)で開催されている。
「赤レンガ伝統工芸館~地域に根差すものづくり2025~」は、10月11日・12日に開催される「北のクラフトフェア2025」に合わせて企画したイベント。北のクラフトフェアの会場「岩手公園(盛岡城跡公園)」から近い「岩手銀行赤レンガ館」で、岩手県内のクラフト事業者の製品を展示販売する。
主催する地域商社「manordaいわて」では、北のクラフトフェアが初開催された2022年から、岩手銀行赤レンガ館を会場に、県内のクラフト事業者を紹介する企画を続けてきた。担当者の内藤晶さんは「北のクラフトフェアは個人での出展となるので、企業としてものづくりに取り組む皆さんを紹介したい思いがある。県外からの出展者も来場者も多いので、岩手の物を知って、手に取って、作り手と対話しながら購入することを楽しんでもらいたい」と話す。
イベントに先立って事前の特別展示を行うのは今回が初めて。どのような事業者が出展し、どのような製品を並べるのかを予習してもらおうと企画した。「赤レンガ伝統工芸館」に出展する全13事業者=IWATEJIKAN(平金商店パステル館)、iwatemo、EFRICA&KINERGY、縁日(京屋染物店)、及甚、Hayachine Made、百木ペン(福田木工所)、FERMENSTATION、ふもとのさともの、mää-mää homespun、ima_Design_Lab|松森木工所、Looms、加賀野かばん工房の製品を展示し、手に取ったり、触れたりできるようにする。
「展示準備中に興味を持ち、『当日行きます』と声をかけてくれる人もいてうれしかった」と内藤さん。「木を使った製品や鉄器と言っても、事業者ごとに特徴があり、それぞれの技術やこだわりがある。イベント前に実際に見て、触って、体感しながら知ってもらいたい」と話す。
営業時間は10時~18時。土曜・日曜・祝日は定休。9月30日まで。