
IGRいわて銀河鉄道(盛岡市青山)による小学生の親子を対象としたプログラム「IGR自由研究お助け隊~きみも今日から縄文博士~」が7月26日と8月8日に開催される。
夏休みの自由研究や工作のテーマ選びに困っている親子のサポートをしようと企画し、2022年に始めた同プログラム。昨年は鉄道をテーマに開催し、鉄道好きの子どもたちは貸し切り列車の中で放送用のマイクで車掌ごっこをするなど大にぎわいだったという。
昨年のアンケートで「縄文について学びたい」という声が寄せられたことから、それを実現する形で今年のテーマを「縄文時代」に設定。一戸町にある世界遺産「御所野遺跡」を訪れ、縄文時代について学び、体験するプログラムを企画した。同社ではこれまでも御所野遺跡を訪れるツアーを実施したことはあるが、子どもを対象にしたツアーは今回が初となる。
当日はIGRの各駅などから一戸駅に集合。御所野縄文公園を訪れ、弓矢や火おこしなど縄文時代の暮らし体験を行うほか、ガイドと一緒に公園内の博物館を見学する。その後、クルミの木の皮を使ったストラップ作りに挑戦。最後に1日のまとめを行い、一戸駅で解散する。全ての行程にガイドが同行し、質問にも答える。ストラップ作りを加えることで、自由研究が難しい低学年向けの工作としても活用できるツアー内容とした。
IGRいわて銀河鉄道企画部の大平大介さんは「1日で自由研究と工作の宿題を完成できるのが特徴。縄文人になり切って体験を楽しんでもらうとともに、昔と現代の生活の違いを親子で再確認し、今の日常生活に感謝するきっかけになればと思う。今年の夏休みは楽しみながら勉強したいと思ったら、IGR自由研究お助け隊に任せて」と呼びかける。
当日は10時20分一戸駅集合、16時解散予定。参加料金は親子1組で、IGR利用あり=1万3,200円(当日限定IGRフリー乗車票付き、大人1人追加=6,000円増し、小学生1人追加=4,200円増し)、IGR利用なし=1万円(同=3,000円増し、同=4,000円増し)。定員は各日20組申し込みはウェブサイトと電話で受け付ける。締め切りは各開催日の10日前。