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盛岡・ビクトリア姉妹都市40周年記念ビール ビールから広がる交流に期待

トーテムポールをモチーフにしたラベルデザインの記念ビール

トーテムポールをモチーフにしたラベルデザインの記念ビール

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 「ベアレン醸造所」(盛岡市北山1)が5月14日、盛岡市とカナダ・ビクトリア市の姉妹都市提携40周年を記念したビールの完成を報告するため盛岡市役所を訪問した。

ビールについて談笑する内館市長(左)と嶌田社長(右)

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 盛岡市とカナダ・ビクトリア市は1985(昭和60)年に姉妹都市提携を結び、5月23日に40周年を迎える。同社は姉妹都市提携35周年の時にも記念ビールを製造。40周年の今年も記念ビールを造ることとなった。

 今回の記念ビールは、「カナダと岩手の原料をどちらも使おう」という社内のアイデアから、カナダ産の麦芽とメープルシロップ、岩手県産のホップとカエデシロップを原料に使った。社長の嶌田洋一さんは「記念ビールにぴったりのスペシャルな内容。すっきりと飲みやすいが、メープルシロップのフルーティーな香りが残る味わいに仕上がった」と話す。

 ラベルは、姉妹都市提携10周年を記念して1995(平成7)年にビクトリアから贈られたトーテムポールをモチーフにしたデザインで、カナダと日本の伝統的な装束を着た2匹のクマのイラストが描かれている。

 14日は、嶌田さんが内舘茂市長や市の関係者らにビールの完成を報告。使っている原料や味わいについて説明した。内舘市長は「姉妹都市提携というと自治体同士の交流の印象が強いが、盛岡とビクトリアの交流は市民同士の交流から始まり、続いてきた。その交流を感じるすてきなビールを造ってくれた」と伝えた。

 記念ビールは17日から内舘市長らがビクトリア市を訪問する際のお土産として持参する。嶌田さんは「ビクトリア市にも多くのビール醸造所があり、ビールは互いの交流を深める良い飲み物になると思う。盛岡の皆さんにも記念ビールを通じてビクトリア市のことを話題にするきっかけにしてもらえれば」と話す。

 発売日は5月16日。希望小売価格は330ミリリットル=528円。ベアレン醸造所の工場直売所や県内スーパーなどで取り扱うほか、直営レストランで提供する。

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