
「盛岡町家旧暦の雛(ひな)祭り2025」が4月12日・13日、鉈屋町・大慈寺町周辺で開催される。
「盛岡町家旧暦の雛祭り」は2004(平成16)年に始まり、新型コロナ禍での休止を挟みながらも20年以上続くイベント。毎年4月に地域に残る盛岡町家や店舗などにひな人形を展示し、公開を行っている。
普段は日常生活や仕事の場となっている場所にひな人形やひな飾りを展示するのが特徴。主催する盛岡まち並み塾事務局の佐藤淑子さんは「旧暦の雛祭りは地域の皆さんが大切に続けてきた季節の行事。もともと暮らしに根付いていたものから、地域内外から人が訪れるイベントになっていった。その背景には、住人の皆さんの地域を盛り上げたい、自分たちも楽しんで盛り上げようという思いがあると感じている」と話す。
当日は地域内の町家や店舗で、古くから受け継がれている江戸時代の享保びなや明治・大正・昭和期のひな人形、創作ひな人形などを展示するほか、ワークショップや手作り市、盛岡山車の公開と音頭上げ、おはやしの披露を予定している。
関連イベントとして、「あさ開」では酒蔵の見学と日本酒の販売、御蔵・下町資料館では「御蔵のおひな様」と題してひな人形や五月人形などの展示、もりおか町家物語館では「ひなまつり朗読会&音楽会」を開催する。
20年が経過する中で、イベントに関わる人や展示する人形の数は減りつつあるという。「毎回新しい取り組みがあるわけではないが、変わらない町並みと受け継がれるものの良さを見てもらいたい」と佐藤さん。「普段は見ることができない、暮らしの場所としての町家の様子を見学できる機会にもなる。風情が残る町並みと息づいている文化に触れてみて」と呼びかける。
開催時間は10時~16時。ひな人形の展示場所は受付で配布するマップに記載する。