盛岡で商品企画を手がける「クワン こしえる工房アッド」(盛岡市東中野、TEL 019-604-3055)は3月26日、岩手各地の伝統文化をテーマにした手ぬぐい「岩手のおまつりシリーズ」を新発売した。
同シリーズは、岩手県の各地の風物詩を版画タッチにデザインした手ぬぐい。第1弾として今回は、盛岡地域の伝統行事「チャグチャグ馬コ」(滝沢村、盛岡市)と「さんさ踊り」(盛岡周辺)の2アイテムを商品化した。デザインの基になった図柄は実際の版画で、盛岡市在住の版画作家・高橋紅子さんの作によるもの。木版画と消しゴム版画を組み合わせたという。
同社デザイナーの高橋博美さんは「土産店からの要望があり企画した。意外にもチャグチャグ馬コをデザインした商品が少なかったので、真っ先にこれを商品化したかった。狙い通り、版画であたたかい雰囲気を出せたので、良い出来になった」と自信を見せる。
材質は国産の晒し布で、2色版。サイズは90×34センチ。かわとく壱番館キューブ店やhina、盛岡手づくり村、いわて工芸(駅ビル・フェザン内)、道の駅「しずくいしあねっこ」のほか、同社ウェブサイトで販売する。
今後は、岩手県央地域の伝統的な祭り「鹿踊(ししおどり)」「鬼剣舞(おにけんばい)」をテーマに検討中。