IGRいわて銀河鉄道(盛岡市青山2)が12月21日、車内をクリスマスイルミネーションなどで装飾した臨時快速列車「ぎんが列車~クリスマス号~」を運行する。
「クリスマス号」の運行は今年で3回目。2022年に開業20周年記念企画の一環で初めて運行して以来、利用客の好評を受けて継続している。昨年は12月初旬の運行だったが、今年はよりクリスマスに近い土曜日を運行日に設定し、土曜・日曜・祝日や冬休み期間などに利用できる企画きっぷでも乗車可能とした。
クリスマス号は車両の天井や窓にイルミネーションを設置。サンタクロースが全区間乗車し、一緒に写真を撮るなどして楽しめる。盛岡駅から二戸駅へ向かう下り列車が14時55分に出発し、15時59分に到着。二戸駅から盛岡駅への上り列車は18時52分に出発し、19時59分に到着する。上り・下り共に青山・厨川・巣子・滝沢・渋民・好摩・岩手川口・いわて沼宮内・奥中山高原・一戸に途中停車する。
今年は運行時間を見直して二戸駅での滞在時間を増やし、同駅で開催されるクリスマスイベント「カシオペアクリスマス in なにゃーと」をゆっくり楽しんでもらえるように設定した。18時からは停車中のクリスマス号の車内を見学できるようにするほか、IGRのイメージキャラクター「ぎんがくん・きらりちゃん」も登場する予定。上り列車は一戸~奥中山高原間で車内照明を消灯。イルミネーションの明かりだけで車内を照らし出す。
IGRいわて銀河鉄道の担当者は「サンタさんの乗車や車内照明の消灯など臨時列車ならではの演出を楽しんでほしい。家族や友人の皆さんと乗車してもらえれば」と呼びかける。
予約不要、普通運賃で乗車可能。同社が販売するホリデーきっぷなどの当日有効の企画きっぷも利用できる。各停車駅への到着・出発時間はウェブサイトに掲載する。