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道の駅もりおか渋民で地域の小学生が植樹会 散策路「啄木の道」彩る

アナベルを植える児童たち。苗木の重さに苦戦する場面も

アナベルを植える児童たち。苗木の重さに苦戦する場面も

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 来年春に開業予定の「道の駅もりおか渋民」の敷地内で11月1日、生出小学校・渋民小学校の児童と地域住民らが参加する植樹会が行われた。

ライラックを植える両校の児童と地域住民ら

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 同施設は国道4号渋民バイパス沿いに整備され、盛岡市では初となる道の駅で、愛称は「たみっと」。盛岡市産の木材を使った6つの棟で構成され、各棟の外壁には渋民出身の石川啄木の短歌から想起される色を用いている。道の駅の近くにある「石川啄木記念館」とは散策路「啄木の道」でつながる。

 「地域に道の駅ができるのであれば、一緒に何かやりたい」と自治会などから提案があり、来年統合予定の生出小学校と渋民小学校の児童や地域住民らが交流する植樹会を企画。当日は両校の3・4年の児童と職員、保護者、渋民地区自治会連絡協議会の会員、盛岡市市職員が参加し、啄木の道に植樹した。

 道の駅は岩手山と姫神山の眺望や景観デザインを重視した設計になっていることから、散策路沿いには低木のアナベル100本と、シンボルツリーのライラック2本を植えた。木の種類は花の色や花言葉から選んだという。アナベルは6月~9月に白やピンクの花を咲かせ、花言葉は「ひたむきな愛」。ライラックは4月~5月に淡い赤紫色の花が咲き、花言葉は「友情」。

 児童らは完成した道の駅の外観を見学し、散策路を歩いて植樹場所に到着。苗木の扱い方や植え方を教わり、グループに分かれてアナベルの植樹を行った。小学生の手に対して大きくて重い苗木の扱いや斜面に植えるのに苦戦する場面も見られたが、大人のサポートを受けて100本の植樹を無事に終えた。その後、両校の代表児童と地域住民がライラックの植樹を行い、金のシャベルで土をかけた。

 渋民小学校3年の下村鉄太君は「木を植えるのは初めてで緊張した。道の駅でずっと育っていくのがうれしい」、生出小学校4年の伊藤桜乃(はるの)さんは「みんなで植えるのが楽しかった。きれいな花が咲いてほしい」、同じく4年の高橋樹里さんは「難しかったけど、楽しく植えることができた。生出小は閉校するので、楽しい思い出になった。渋民小にも生出小にも互いに良いところがあって、仲良くできそう」と話した。

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