「工の会展 工人と語らう3日間」が6月13日、岩手県公会堂(盛岡市内丸、TEL 019-623-4681)で始まった。
同展は、岩手の工芸作家が組織する「工の会」のメンバーらによる年に1度の作品展で、今年で18回目。会場には表具や建具など生活に密着しながらも細やかな手仕事の技がうかがえる作品から、陶芸や木彫、ガラス工芸、さらに岩手の地場工芸品として知られる南部鉄器や漆器の作家ら計21人の作品が展示・即売される。出品する作家はすべて作品作りで生計を立てるプロの職人ばかりで、今回は南部鉄器の職人や木地師など、若手の工芸家も参加する。
今回はこれまでよりも実演を増やし、繭工芸や表具、木彫、影彫(石彫)が、日ごろの腕を披露するほか、来場者には体験コーナーも用意する。
会のメンバーで自身も石工として参加する吉田飛鳥さんは「県公会堂というレトロでで味のある空間を会場にすることで、おのずと展示の仕方が変わってくるし作品も生きてくる。これまでとはひと味違った雰囲気を楽しんでもらえるのでは」と話す。
昨年は約1,000人の来場者があり、今年は会場が盛岡の中心地になったことから、倍の2,000人以上を見込んでいる。
開催時間は10時〜19時。観覧無料。6月15日まで。
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