ホタテや海産物の加工・販売を行う「五十集屋(いさばや)」(大船渡市三陸町)が12月20日、「寿司(すし)五十集屋」(盛岡市菜園1、TEL 019-681-6616)をオープンした。
「大船渡に興味を持って実際に足を運んでもらえるように」と、大船渡産の魚介類をメインにしたすしを提供する店。朝に水揚げされたばかりの魚介類を直送し、常時20種類以上のネタを並べる。
同社によるすし店の出店は初めてで、沿岸部の活性化にもつなげていきたい考え。同社飲食事業部部長の福島勉さんは「以前から飲食店の構想があり、震災の影響も落ち着いてきた今が良いタイミングだと思った。大船渡の代表として先陣を切って、岩手の中心である盛岡から大船渡のおいしい魅力を発信したい」と意気込む。
約30坪の店内に、カウンター席と座敷席計20席ほどを用意。ホタテをはじめとする新鮮な魚介類を使い、素材の味を生かしたメニューを提供する。昼は数種類の刺し身をのせた海鮮丼がメインの「五十集屋ランチ」(1,338円)のほか、ホタテをふんだんに使った「五十集屋コロッケ」(500円)などを提供。夜はすしを中心に、4,000円~5,000円のコースも用意する。
福島さんは「すし屋というと少し敷居が高いイメージがあると思うが、気張らずに楽しみながら味わってほしい。大船渡の魅力が伝わるような新鮮でおいしい海の幸を用意して皆さんを待っている。ぜひ食べに来て」と呼び掛ける。
営業時間は、11時30分~14時、17時30分~21時30分。日曜・水曜定休。