まちづくり会社「MORINOVA(モリノバ)」(盛岡市肴町)が2月4日、社会人向けのデザインスクール「デザイン×ビジネスの学校」の体験入学を「もりおか町家物語館」(鉈屋町)の浜藤ホールで実施する。
企業などで働く社会人を対象に、講義と実践的なワークショップを通じてビジネスに関連したデザインの基礎知識や考え方を身に付けさせる同校。盛岡では社会人がデザインを学ぶ機会や場所が少ないことを受け開校した。
学長を務める金谷克己さんは「デザイナーになるためではなく、デザインを学んで、目と技術を育てるための学校。社内で何か作る時にどんなデザインが良いのか、誰に依頼すればいいのか分からないというケースも多い。そのような時に役に立つ内容にしたい」と話す。
スクールは体験入学を含めた全6回のプログラム。体験入学は「事業の立ち上げ方・売り方・広め方」をテーマに、クラウドファンディングやショッピングサイトの活用術を学ぶ内容となる。講師は、ネットショップ作成サービス「BASE」を運営するBASEの進浩人さん、宮本順一さん、クラウドファンディング・プラットフォーム「CAMPFIRE」を運営するCAMPFIREの荒井洋平さんの3人。本科は4月から始まり、6月・8月・10月・12月の開催を予定。講義はデザイン理論や基礎知識のほか、ウェブサイト制作など実践的な内容となる。本科は1回から受講可能。
金谷さんは「誰でもデザインができるようになる中で、どのようなものが有効的なのか分からないままなのはもったいない。少しでも関心を持って、取り入れてもらえればうれしい。気軽に受講してほしい」と呼び掛ける。
体験入学の参加費は5,000円。申し込みはホームページとファクスで受け付ける。定員は50人で、申し込み先着順。詳しい内容はホームページで確認できる。