盛岡市内で5月15日、「第1回盛岡ロゲイニング」が開催される。

　ロゲイニングは、地図上にあるチェックポイントを徒歩やランニングをしながら回り、制限時間内にゴールするスポーツ。各チェックポイントには点数が付いており、ゴールした時にどれだけの点数を獲得できるかで競い合う。今回は写真撮影で点数を獲得するルールを採用。チェックポイントを回った証しとして、あらかじめ用意された見本画像と同じ風景や場所を撮影していく。

　参加者は20歳以上のメンバーを含む2～3人でチームを組み他チームと競い合う。競技時間は小学生以下を含むファミリーの部が3時間、男子の部、女子の部がそれぞれ4時間。男女混合チームは男子の部として登録される。

　主催する東北ロゲイニング実行委員会の男沢ヒロキさんは「ロゲイニングは体力や運動神経ではなく、計画性やチームワークが重要な競技。特別必要な道具もなく、誰でも簡単に始められるスポーツ。全国的に競技人口は増えているが知名度は低く、岩手では大会が行われていない」と話す。

　スタートとゴールはMOSSビル前広場（盛岡市大通2）。チェックポイントは実行委員が実際に歩きながら選定し、観光名所を中心に神社や仏閣などが設定されている。中には地元の人でも頻繁に訪れない場所や、あまり知られてない場所も含まれている。盛岡に長く住んでいる人にも、街歩きを通じて新しい発見をしてもらうことも目的の一つ。男沢さんは仙台在住の会社員だが「ロゲイニングをするなら盛岡でと思っていた。魅力ある盛岡の奥深さを感じてもらえれば」と話す。

　3月12日に行われた事前練習会には10人が参加し、街歩きを楽しんだという。男沢さんは「ロゲイニングは地域の良さを感じ、絆も深まる魅力あるスポーツ。普段スポーツをしない人でも始めるきっかけになる」と参加を呼び掛ける。2回目以降もチェックポイントの地域を変えて行っていく予定という。

　参加費は一般＝3,000円、高校生以下＝2,000円、小学生以下＝1,000円。定員は各部門合わせて先着60人。応募はスポーツエントリーのホームページで受け付ける。4月24日まで。当日の持ち物や詳しい競技ルールなども同ホームページで確認できる。