盛岡市菜園の「お箸家柚子(ゆず)」(盛岡市菜園1、TEL 019-601-8383)で1月27日、国体おもてなしメニュー「もりおかあじわい林檎(りんご)ポークのソースかつ重」の提供が始まった。
同メニューは、盛岡広域振興局の「国体おもてなしメニュー事業」の一環で、希望郷いわて国体・いわて大会にあわせ、選手や観客など大会期間中に盛岡を訪れる人をもてなすために開発されたもの。盛岡市農林部農政課の松田泰彰さんは「盛岡をPRしながら、おいしく召し上がってもらえるメニューになった。県外から来る人だけでなく、県内の人や市民の人にも食べてもらいたい」と話す。
メーンのソースかつ重に使用されているのは、石川農場(盛岡市東中野町)でリンゴを食べて育った「あじわい林檎ポーク」。ご飯は県産のひとめぼれで、同市津志田産の里芋が混ぜ込まれている。そのほか、藤原養鶏所(盛岡市中太田)の「めんこい健康たまご」を使った温泉卵、盛岡の特産品ブランド「もりおかりんご」など、市内産の食材をふんだんに使った料理が並ぶ。
メニュー開発を行ったバセロンの永田剛さんは「卵は高ビタミンで低コレステロール、里芋の粘りには疲労回復効果がある。おいしいだけではなく、健康にも気遣ったメニューに仕上げた」と話す。「ソースかつ」と「勝つ」を掛けた験担ぎと、栄養面にも配慮された必勝メニューになっているという。
松田さんは「いよいよ国体がスタートする。競技への参加や応援はもちろん、地元のおいしいものにもう一度目を向けてほしい。地域の食材をより深く知ってもらうチャンスだと思う。たくさん味わって」と呼び掛ける。
ランチタイム(11時~15時)のみ提供。価格は1,280円。2月29日まで。