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八幡平の若手事業者とタイ大学生が意見交換会 インバウンド活用に期待

八幡平の若手事業者とタイの学生がタイ人の興味に合うツアープランを組み立てた

八幡平の若手事業者とタイの学生がタイ人の興味に合うツアープランを組み立てた

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 八幡平市内の若手事業者で構成する「はちまんたい未来への種まきプロジェクト」が、7月16日、松尾コミュニティセンター(八幡平市)で行われた。

「はちまんたい未来への種まきプロジェクト」とタイのタマサート大学生が交流

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 八幡平の魅力を若手視点でつなぎネットワークを広げ発信する同プロジェクト。今回、八幡平市と21年間交流を続けるタイのタマサート大学の日本語専攻学生ら11人と同プロジェクトの10人が参加し、意見交換会を実施。インバウンドや観光につなげたいと企画した。

 約10日間の日程で岩手を訪れた同大学の学生らは、八幡平市を中心に、保育園や老人ホーム、小学校のほか、八幡平市内の観光施設などを訪問した。

 意見交換会では、学生から「日本のアニメを見て日本の文化に興味を持つようになった。日本人は時間に厳しく礼儀正しくて、優しい人が多い」と日本の印象を話したほか、「岩手はタイよりも涼しい。景色が美しくて、食べ物もおいしい」とする一方、「八幡平ではホストファミリーが送り迎えをしてくれたが、交通機関を使って1人で来るのは難しい。インターネットで検索しても情報が少ないので英語の情報を増やしてほしい。英語の案内板が少ない」などの意見が上がった。

 ワークショップでは、タイから八幡平を旅行することを想定してのツアーづくりを体験。プロジェクトメンバーが八幡平の季節ごとの魅力を伝え、どの時期にどういうツアーをしたいか学生らとプランを組み立てた。学生は、八幡平でスキー体験や登山や花見、紅葉の景色を楽しみたいと八幡平の自然に興味を持ち、八幡平の魅力をタイでも発信していきたいと意欲を見せた。

 同プロジェクト実行委員会代表の田村恵さんは「海外の人と一緒に八幡平の魅力を考えて体験する機会を設けたかった。タイの人から見た八幡平から、新しい八幡平の魅力をつくるきっかけにしたい。タイと八幡平で交流を深めていければ」と期待を込める。

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