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盛岡で震災4年追悼イベント「祈りの灯火」-約1万2千個灯籠に明かり

会場には追悼の思いをこめて岩手三陸沿岸各地域の方角を示す灯籠がともされた

会場には追悼の思いをこめて岩手三陸沿岸各地域の方角を示す灯籠がともされた

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 盛岡広域首長懇談会主催の追悼イベント「祈りの灯火(ともしび)2015~これからも共に~」が3月11日、盛岡城跡公園、東大通商店街、桜山神社参道商店街で開催された。

灯籠のあかりで浮かび上がる「3.11これからも共に」のメッセージ

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 同イベントは東日本大震災4周年行事「復興への誓い」の一環で、市民や全国各地から寄せられた約1万2000個の牛乳パック灯籠に追悼の意を込めて明かりをともす。今回で4回目を数える。

 会場では、復興ステージ発表、復興屋台、復興商品の販売のほか、震災をテーマにした自主製作映画「加奈子(仮)マイホームタウン」も上映された。また、盛岡市と友好都市提携するうるま市の勝連漁業協同組合からもずくが提供され、会場でもずく雑炊が振る舞われた。

 祈りの灯火実行委員長の吉田光晴さんは「震災から4年になる。東日本大震災で亡くなられたのは約2万人といわれている。その一人一人に人生があって家族があった。今日は1万2000個の灯籠が集まった。一つ一つ皆さんが思いを込めて作ったもの。ぜひ見ていただければ」とあいさつ。

 雪の降る悪天候の中、当日はボランティア約300人が参加。沿岸の方角へ向かい黙とうが行われた後、手作りの灯籠を並べた。場の中心には、岩手県内の沿岸被災地域に祈りが届くようにとそれぞれの街の方角を示す灯籠が置かれ、追悼の思いを込めてボランティアや市民により火がともされた。

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