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岩手県が「イングレス活用研究会」発足-観光PR活用に向け

イングレスで遊びながら観光地を巡ることもできる

イングレスで遊びながら観光地を巡ることもできる

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 岩手県は位置情報ゲーム「Ingress(イングレス)」の観光PR活用を目指し「イングレス活用研究会」を発足。9月25日に第1回研究会を行った。

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 同ゲームはGoogleが提供するスマートフォン向けアプリで、位置情報をたどりユーザーが実際に場所を訪れることで陣地を取得していく「リアル陣取りゲーム」。青と緑の2チームに分かれ、世界規模で競い合う。7月にiOS版が公開され国内でも注目が高まっている。県では、建物や石碑など陣地のポイントとなる「ポータル」の多くが観光地になっていることから、観光PRに活用できるのではないかと研究会を発足した。

 イングレスを観光促進に活用するのは自治体では全国初の試み。第1回の研究会では「遊ぶ人への魅力を高めるために盛岡を中心にポータルを多く設置すること」「イングレスを県内市町村に活用してもらうための周知」などについて話し合われた。「ポータル」はユーザーが申請し承認されることにより増やすことができる。承認には時間がかかるが、今後ポータルが増えていけば、ポータルを巡るコース設定をして遊びながら観光地を巡る工夫をしていきたいという。

 研究会事務局で岩手県秘書広報室副室長兼首席調査監の保和衛さんは「観光客のアップを目指したい。イングレスを楽しみながら岩手県内をあちこち歩いてほしい」と呼び掛ける。「被災地に人が訪れるようになってもらいたいという思いもある。そういうところにも結び付けていければ」とも。

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