盛岡のご当地メニュー「じゃじゃ麺」を多くの人に親しんでもらおうと、4月14日を「じゃじゃの日」と定めたキャンペーンが行われている。
「じゃじゃの日」キャンペーンを進めているのはじゃじゃ麺を提供している飲食店、製麺会社、スーパー等の小売店、岩手県や盛岡市の関係部署で構成する「盛岡じゃじゃ麺推進プロジェクト会議」。2011年に始めた同プロジェクトは昨年まで4月14日を「盛岡じゃじゃ麺inブラックデー」としてきたが、より分かりやすいように「じゃじゃの日」と改称し、今年もキャンペーンを進めている。
じゃじゃ麺はうどんのような麺に「肉みそ」「きゅうり」「ねぎ」「しょうが」をのせてかき混ぜて食べる。食べた後の皿に生卵を溶いて麺のゆで汁を入れた「チータンスープ」も市民の間では定番だ。戦後に営業を始めた「白龍(パイロン)」(盛岡市内丸)が「元祖」と言われており、現在では盛岡市内や近郊でじゃじゃ麺専門店が十数店舗ある。土産店やスーパーでは持ち帰り用のじゃじゃ麺も販売されている。
4月14日は20店舗が協賛し、チータン無料やトッピング無料、「じゃじゃの日ガム」配布などのサービスが行われる。同12日には「イオンモール盛岡」(盛岡市前潟4)で先着100人に「ミスさんさ」によるじゃじゃ麺の無料配布やご当地キャラクター「わんこきょうだい」のパフォーマンスを予定する。
同事務局の岩手県商工労働観光部産業経済交流課の山下佑子さんは「『じゃじゃの日』を機会に、盛岡の誇るソウルフード『じゃじゃ麺』をもっと多くの人に食べてもらいたい」と期待を込める。