SAVEIWATE(盛岡市内丸、TEL 019-654-3523)は5月19日、東日本大震災復興祈願の早池峰岳神楽公演「鎮魂と祈りの舞」を明治神宮(東京都渋谷区)で開催する。
関東圏の人たちに岩手の伝統文化を知ってもらい被災地に心を寄せてもらおうと花巻市大迫町の伝統芸能「早池峰岳神楽」を明治神宮で上演する。早池峰山を霊場とする修験山伏たちによって代々舞い継がれてきた神楽は、祈願の型を取り入れた舞が特徴。ユネスコ無形文化遺産に指定されている。
18日は、御社殿前で神楽の奉納が行われ、19日には、参集殿内に組み立て式移動神楽殿を設置し、ヒノキの香りと音の響きを堪能できる舞台を用意。岩手の食材を使用した「神楽弁当」(1,500円=要予約)を提供するほか、岩手の物産や地酒も販売し、演舞を見ながら楽しむことができる。
同団体もりおか復興ステーション(東京都千代田区、TEL 03-3556-5012)の木村克子さんは「東日本大震災の話題が少なくなってきている。東京の人たちに岩手の伝統文化に触れ興味を持って、岩手のファンになってもらいたい。それが、復興の原動力になれば」と話す。
公演時間は、午前の部=10時~12時、午後の部=13時30分~15時30分。
チケットは、前売り券=3,000円、ペア券=5,000円、午前午後通し券=5,000円、当日券=3,500円。被災者、小学生以下は無料。売り上げの一部は支援金として活用される。もりおか復興ステーション、遠野まごころネット東京事務所(東京都千代田区、TEL 03-5809-3953)で取り扱う。