官民複合施設オガールプラザ(紫波町)内に8月31日、紫波町図書館がオープンした。
2001年に町民活動団体「図書館を考える会」が設立され、これまで新図書館設立へ向け活動をしてきた。紫波町中央公民館に併設していた図書室「胡堂文庫」を閉館し、新たに図書館を開設。新図書館設立にあたり胡堂文庫から1万5000冊を同図書館へ移動、合わせて6万冊の蔵書を集めた。
開館式で藤原孝紫波町長は「多くの町民と図書館関係者の協力でようやく開館を迎えた。図書館を町民の生涯学習に役立ててほしい」とあいさつした。
館内には本を検索できるパソコン「ほんナビ」を設置し、簡単に本の検索ができる。レファレンスサービスもあり、調べものや探しものを職員に相談できるコーナーも開設。児童図書コーナーも充実させ、「あかちゃんのへや」や「おはなしのへや」、授乳室など小さな子ども連れでも利用しやすい工夫も。ビジネス・農業・生活支援情報や岩手と紫波に関連する地域資料も用意する。
図書館利用者は「本が好きなので、今日の開館を楽しみにしていた」とうれしそうに本を選んでいた。
開館時間は10時~19時(土曜・日曜・祝日は18時まで)。月曜休館。