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盛岡で発酵パン作り教室-暮らしを考える体験講座「あかり学級」の一環で

講師を務めた吉田さんとパンをこねる参加者

講師を務めた吉田さんとパンをこねる参加者

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 参加型体験講座「あかり学級」の発酵食や伝統食を学ぶ調理実習が6月17日、盛岡駅前の複合施設「アイーナ」(盛岡駅西通)で行われた。

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 同講座は「古くて新しい未来」をキーワードに、環境やエネルギー、復興、食、伝統などの視点から自分たちの暮らしを考える体験型プログラム。今年4月から2年間、月1回のペースで講座が開かれる。

 4~6月の1学期は「食」をテーマにして講座が開かれ、今回で3回目。この日は、一般参加者15人が参加。盛岡市内で料理教室をする吉田玲奈さんが講師を務め、「おやすみの朝に作る発酵ブランチ」として全粒粉入りの平たい丸パンや自家製リコッタチーズなどを作った。参加者は、パンが発酵して膨む様子に興味津々だった。

 あかり学級を運営する石田朋子さんは「震災後に復興支援活動をする中で『復興支援って何だろう』と考えた。現場に行くよりも未来向けて何かやったほうがいいと思い、これからの『暮らし』を考える活動としてあかり学級を始めた。今回の料理教室は材料に岩手県産のものを使っている。地場や季節の食材を使うことは、環境にも体にもいい。特に発酵食品は、自然のもので全てを賄える最高のエコ。自然や昔から続いている物のよさを感じてもらえれば」と話す。

 8月からは2学期目として「木」をテーマに炭作り体験などを行う予定。

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