角川マガジンズ(東京都千代田区)は7月14日、旅行雑誌「東北Walker 2011 夏」を発行する。
「2011夏、いざ東北へ!」を合言葉に、東北地方の魅力を発信し、観光誘致と物産振興につなげる狙い。同社が発行する「東京Walker」の別冊で、2001年以来10年ぶりの発行となる。読者の反応を見ながら、夏版以降の発行も視野に入れるという。
特集は東北の夏祭りと花火大会にスポットを当てた企画で、これから始まる東北各地で行われる祭りやイベントへの誘客を促すほか、各県のグルメや特産品の情報を取り上げるほか、ボランティア参加マニュアルも掲載。岩手県からは、6月に世界文化遺産の登録が決まった平泉の文化遺産や盛岡さんさ踊り、磐井川の花火大会、盛岡冷麺の食べ比べなどを盛り込む。
同時にウェブサイトも立ち上げ、ツイッターを活用したリアルタイムな情報発信にも取り組むほか、東北観光推進機構と連携したコンテンツで秋冬以降の観光客誘致につなげるという。
A4版、中とじ、108ページ。価格は480円で、うち100円を同地域の観光誘致に活用する。