盛岡市内のイタリア料理店が今月1日から提供を始めた「南部生パスタ」が、グルメファンの間で話題を集めている。
盛岡市内の飲食店や製麺業者、農家などが今年初め、県産小麦「ゆきちから」の普及促進を目的に「南部生パスタ研究会」を発足。市内10店のイタリアレストランなどがそれぞれ独自にメニューを開発した。
使うパスタ麺は同小麦を75%以上含むことが条件で、各店が手打ちする。パスタの種類は細長い平打ち麺からマカロニのようなショートパスタまでさまざま。これらにホロホロ鳥や三元豚、野菜など県産の食材を使い、それぞれの店仕立てで提供する。
5月29日には市内大通商店街で行われたストリートイベント「yosakoiさんさ」の会場で試食会を実施。10店とも100食ずつ提供し全て完食。1日から店で販売を開始したところ「思いのほか反響も大きく、手打ち麺のため店によっては(注文に)追いつかないほどのオーダーをいただいている」(ヌッフ・デュ・パプの伊東店長)というほどの盛況ぶりだという。
独自メニューの提供店は、「アーヴァーズ」「ヴォラーレ」「イル・コンプレアンノ」「ダコッタ」「クッチーナ・ニューヨークキッチン」(以上、菜園)、「ヌッフ・デュ・パプ」「サルーテ」「チャーリーズバー」(以上、大通)、「アランチャ」(中央通)、「グランデラマーノ」(開運橋通)。価格は880円~2,100円。