盛岡に雑貨や衣類を販売する「ひめくり」(盛岡市紺屋町、TEL 019-681-7475)がオープンして3カ月を迎えた。
盛岡のタウン誌「てくり」がプロデュースし、昨年11月19日にオープンした同店。岩手を中心に北東北の各地で作られている「手仕事」作品を集めたセレクトショップで、南部鉄器や漆器、竹細工などの伝統工芸品、木工品、陶器、ホームスパンによる衣類、自然栽培の米などを販売する。店舗面積は22坪。
オーナーは市内在住の菊池美帆さん。市内の印刷会社に17年間勤めた後、独立した。店内では、「紙に関わる仕事(印刷業)をしてきた」ことから雑誌類も販売。他の都市で発行するミニコミ誌や小冊子など、いわゆるリトルプレスを集めた。
深澤紅子野の花美術館の隣に位置する同店。「場所をここに決めたのは中津川が見える場所だったから」と菊池さん。店名は「ここを通じて毎日新しい発見や出会いがあるように」との思いを込めた。
「shop+space」をコンセプトにすることから、物販以外にもレンタルギャラリーとして営業するほか、市民向けにワークショップも展開。書道や金継ぎ(伝統的な器の修理方法)など、主に「てくり」の読者層を対象に行っている。
「もっと工芸家や作家を発掘して手仕事の良さを伝えていきたい。春になったら何か川を生かしたイベントもできれば」とも。
営業時間は10時30分~19時30分。木曜定休。