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純岩手産のだし調味料「岩手まるだし」、盛岡の酒造会社が発売

岩手県産の素材のみ使用した「岩手まるだし」

岩手県産の素材のみ使用した「岩手まるだし」

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 酒造会社「あさ開」(盛岡市大慈寺町)が昨年末に発売しただし調味料「岩手まるだし」が県内の食品加工業界で注目を集めている。

 使う素材全てに岩手県内各地の特産品を使い、同社の純米酒でだしを引いた、いわゆる濁りだし。1月に行われた岩手県水産加工品コンクールに初めて出品し、最高賞の農林水産大臣賞を水産加工業以外で受賞し、話題をさらった。

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 使う素材は野田村の塩、県北産のシイタケ、三陸産のカツオ節、サバ節、サンマ節、真昆布、そして極めつけは洋野町種市の「ウニ水」。このウニ水は、塩ウニを作る際に出る塩気の多い水で、地元種市では一般家庭で卵焼きなどの料理に使うという。2009年にバラエティー番組「ザ!鉄腕!Dash!」で「究極の調味料」として紹介され話題にもなった。

 「あえて酒を使うのは香りを立たせるため」と同社生産部課長の玉川聖士さん。一番だしで香りを出し、二番だしでうま味を引き出すという。約1年半かけたこの技術を設備の充実した浅沼醤油店(中ノ橋通)に製造を委託。県内2カ所の醸造所がタッグを組んだ純岩手産のうま味調味料が完成した。

 昨年夏のサンマの不漁や希少なウニ水の確保が難しいことから、出荷量は現在のところ年5,000本を予定。「とにかく岩手県の海産物のおいしさが詰まった調味料。今後は県産の野菜だけを使った調味料にも挑戦したい」(玉川さん)と意欲をみせる。

 500ミリリットリ入り瓶で、価格は1,260円。同社直売店「地酒物産館」(大慈寺町)のほか、食楽日和(中ノ橋通)、らら・いわて(菜園)、カワトク(同)、フェザン地下食品売場(盛岡駅前通)などで販売する。

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