岩手県は現在、県オリジナルデザインの貨幣と切手のデザイン素材案を募集している。

　記念貨幣と記念切手は地方自治法施行60周年を記念した国の事業で、2008年から順次、都道府県で製作するもの。これまでに青森県、新潟県、高知県などで実施し、岩手県は2011年度後半に発行する。

　今回はデザインの「素材案」を募集する。テーマは「平泉の文化遺産」と県央・県南・県北・沿岸の各地域で岩手県を代表する「広域振興圏を代表するもの」。平泉の文化遺産をテーマにしたものは貨幣と切手に、各地の風景などは切手に使用する。

　あくまでもデザインを起こすための「素材案」の募集で、例えば「金鶏山から望む平泉」「光り輝く中尊寺・金色堂」といった具合に文章で応募する。その中から応募数を勘案し、貨幣は造幣局、切手は日本郵便でデザイン化し、それぞれ貨幣と切手に仕上げる。

　応募者の中から抽選で43人に、牛肉や米、リンゴなどの県産食材や観光PRグッズを進呈する。応募方法ははがき、ファクス、メールで。詳しくは県ホームページで確認できる。締め切りは今月21日。