雫石町鶯宿温泉にある「ホテル森の風 鶯宿」で9月29日、「しずくいし地産地消の夕べ」が行われ、町民やグルメファンなど120人が地元料理を楽しんだ。
同イベントでは地産地消をテーマに、茸や山菜、南部かしわなど雫石町でとれた食材を使った料理を提供。会場には地元雫石のホテルシェフなどで構成する「料理人グループ」と産直などで働く主婦などで構成する「いなか料理グループ」が作る30品以上が並び、創作料理や慣れ親しんだ地元料理に舌鼓を打った。
メニューはどれも「雫石産」か同地域に伝わる郷土料理など。高級和牛の雫石牛を使ったしゃぶしゃぶやもも肉の丸焼きなど、地元の町民でも普段はなかなか口にできないメニューも並んだ。併せて、同町の人気ジェラート店「松ぼっくり」からは、カボチャ、トマト、ジャガバターなどアイスクリームも提供された。
この日は、試作を重ねてきた南部かしわを使ったホットドッグ「ホット雫石ドッグ」も初めて披露。今後、商店街活性化センター「しずく館」で販売するほか、新たな商品開発のアイデアを町の飲食店などから募集する予定。
盛岡市から訪れた女性は「素材の良さを存分に味わえた。品数が多くてすべてを食べられなかったのが残念なくらい」と話している。