岩手町立石神の丘美術館(岩手町、TEL 0195-62-1453)で9月4日から、企画展「いわての現代美術と出会う、秋。」が開催されている。
岩手県に由来する現代アーティストの発表の場として行われ、3回目を数える同展。今回は、石川深雪さん(盛岡市出身)、伊藤寛泰さん(一関出身)、岡田卓也さん(岩手町在住)、久保友基さん(一戸町出身)、しもかわらさとこさん(盛岡市出身)、渡邊淳さん(陸前高田市出身)の6人が、それぞれ個性あふれる作品約90点を出品した。
作品は屋内・屋外展示のほか、「マチナカ展示」として同町大町商店街の商店にも展示し、町とアートの融合を目指す「アートロード」を形成した。
作品解説には岩手県立大学ソフトウェア情報学部が協力し、携帯電話のQRコードを活用した情報システムを導入。作家自身の声で作品を紹介するなど、作品をより身近に感じられる仕組みを取り入れる。
10月11日には、「アートウォークツアーロングバージョン」(参加費=昼食付き1,000円)として同館と商店街の展示を巡るアートツアーを実施するほか、期間中に同館工房で木版画やフレスコ画などのワークショップも行う(参加無料)。
開館時間は9時~17時。入館料は300円。10月2日まで。