盛岡のカフェで長瀬正明さんイラスト個展-フリーハンドの作風が話題に

合計50点のフリーハンドによるイラストを展示。額入りはすべて原画。

合計50点のフリーハンドによるイラストを展示。額入りはすべて原画。

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 盛岡の音楽喫茶「カフェ・クリンゲンバウム」(盛岡市本宮、TEL 019-656-5606)で現在、イラストレーター長瀬正明さんの個展が開催されている。

長瀬正明さんのイラスト作品

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 23年勤めたデザイン会社を辞めた10年ほど前から、独学でイラストを学んだという長瀬さん。細い線画のタッチと独特の色使いが特徴で、ミニチュアカーやソムリエナイフなどの静物から家屋、盛岡の風景など、これまでに数百点を描いた。今回は、その中から原画20点、さらに色紙に描いた50点を展示する。

 もともと写植の職人だったという長瀬さん。ロットリングを使った細かい作業が得意で、そのころの腕を生かしたフリーハンドの作風が話題を呼んでいる。画材は繊維密度の高い用紙を使ったスケッチブックに水性ボールペンとサインペン、それにアクリル絵の具。線にどことなく揺らぎのあるタッチは、原画を数十点も収集するコレクターがいるほどだ。個展も50回は数えるという。

 「(描いた)モノの良さが伝われば」と長瀬さん。線の細かさで、写真には表現できないディテールにアプローチする。

 作品は販売も行う。額入りの原画イラストは1万円~3万円、色紙の作品は5,000円~。営業時間は11時~19時30分。作品展は5月15日まで。喫茶店のメニューをオーダーすれば観覧無料。

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