盛岡の町家で「旧暦のひな祭り」-2万人が古い街並みを散歩

個人宅の町家に飾られたひな人形。ボランティアスタッフが案内係を務めた。

個人宅の町家に飾られたひな人形。ボランティアスタッフが案内係を務めた。

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 盛岡市の鉈屋町かいわいで4月10日・11日、「旧暦のひな祭り」が行われた。

鉈屋町のメーンストリートは歩行者天国に

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 同行事は、市や同町の街並み保存運動を進める「盛岡まち並み塾」(盛岡市本町通)が中心となって実施。鉈屋町や南大通、仙北町など、今でも町家の残る古い町並みへの理解を促すのを目的に、今年で7回目を数える。

 今でも自宅家屋として生活する町家や商店など計40カ所でひな人形を飾り、見物客に開放して見せたほか、同地域で街並み保存の中心となる「大慈寺清水御休み処」「旧八百倉町家」「町家サロンピッピ」では食事やこびる(おやつ)を提供した。鉈屋町の目抜き通りを歩行者天国にしたほか、市民による手作り雑貨の販売も行われたことから、両日で約2万3,000人の見物客が訪れた。

 訪れた20代の女性は「近所に住んでいるが町家の中に入って見たのは初めて。住んでいる人の話を直接聞けたのが良かった。写真もたくさん撮った」と話す。

 ボランティアスタッフの1人は「この街並みに合わせて晴れの着物姿で訪れる人も多かった。見物客はお散歩気分でのんびりと街歩きを楽しんでいたようだ」振り返った。

 同かいわいでは5月8日、「町家の節句」も予定する。

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