パソコンなどに向けた次世代の無線通信網「WiMAX(ワイマックス)」を展開する通信会社、UQコミュニケーションズ(東京都港区)は1月25日、盛岡をサービスエリアに加えたと発表した。
同社は「いつでもどこでもインターネット」をキーワードに近年、WiMAXのエリア網を拡大。今回、盛岡市を含む青森市、秋田市、山形市高知市など8都市の中心部をサービスエリアに加え、東北6県と四国4県をカバーしたかたちになる。今年度末までにすべての政令指定都市と県庁所在地をカバーしていくとしている。
WiMAXは、無線ながら最大で下り40Mbps、上り10Mbpsという高速通信が売り。現在、携帯端末などで主流となっている3G回線に比べてデータ通信速度は数倍というのが最大の特徴で、内蔵PCや専用端末の普及が進んできている中で、サービス網の整備が急がれていた。
同社発表によると、盛岡市内では神明町近辺、東中野立石近辺、安倍館近辺、三ツ割久保屋敷近辺、津志田町近辺など7エリアとし、実質は盛岡中心部から北はみたけ、厨川地域、南は津志田地域、東は山岸地域、西は滝沢村の南側住宅地を含む模様。
料金形態は基本使用料380円のほかに上限設定のある「UQStep」、定額制の「UQFlat」、1日のみ利用の「UQ1Day」の主に3タイプを用意し、定額制のUQFlatは月額4,480円で通信量に関係なく利用できる。同社のWiMAXを利用するにはUSBタイプの専用端末かデータ通信カード、内蔵PCなどが必要。