グロバールに増殖する「ぺちゃくちゃないと」、盛岡で開催-東北初

「ぺちゃくちゃないとin 盛岡」でプレゼンする彫刻家の片桐宏典さん。英国エジンバラから駆けつけた。©KAS

「ぺちゃくちゃないとin 盛岡」でプレゼンする彫刻家の片桐宏典さん。英国エジンバラから駆けつけた。©KAS

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 世界各地で行われているプレゼンイベント「ぺちゃくちゃないと(PechaKucha Night)」が11月27日、盛岡市の岩手県公会堂(盛岡市内丸)で行われた。

「ぺちゃくちゃないと」のオープニング画面(関連画像)

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 同イベントは、東京の建築とインテリア関連の事務所「クライン・ダイサム・アーキテクツ(KDa)」(東京都渋谷区)が2003年に企画。パワーポイントなどプレゼンテーション用ソフトのスライドショー機能を使いながら、アートや商品企画、国際交流、地域お越しなどのアイデアを「プレゼン」するもので、唯一のルールは「20秒×20枚」のスライド(画像)を使うこと。6分40秒の間にテンポ良くプレゼンが進むことから一気に世界中に広まり、現在では260都市で行われている。日本では拠点となる東京のほか名古屋、長野、浜松などで行われているが、東北では今回が初の開催となった。

 盛岡で企画したのは、地域でインスタレーションによる芸術イベントを手がける岩手県公会堂アートショウ実行委員会(内丸)。同会が来年2月に「岩手県公会堂アートショウ2010」を開催することから、そのプレイベントとして「ぺちゃくちゃないと」を盛岡で仕掛けた。

 テーマは同会の趣旨でもある「アートと建築」。地元岩手で創作活動をする画家や海外から駆け付けた彫刻家など8人がプレゼンを展開。世界的に知られる画家、奈良美智さんの企画展を3年前に手がけたアートプロデューサー・立木祥一郎さんも、「3日前のむちゃぶり(笑)」にもかかわらず参加し、現在の活動の様子などを紹介した。

 終了後、40人ほど集まった観覧者からは「テンポが良くて、いろんなアイデアを知ることができた」「現代アートのバックグラウンドがわかって楽しめた」など意見が寄せられたという。

 次回開催は来年1月15日を予定。「岩手県公会堂アートショウ2010」は2月11日に開催。

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