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盛岡市中央公民館で漫画がテーマの企画展 若者向けの内容で、絵の力感じて

22作品の複製原画が並ぶ企画展示室

22作品の複製原画が並ぶ企画展示室

 盛岡市中央公民館(盛岡市愛宕町)で現在、企画展「イラスト・マンガの『力』~いわてマンガプロジェクトについて~」が開かれている。

大学生が制作したフォトスポット

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 同館では以前、盛岡藩や藩主の南部家に関するものを中心に郷土資料を収蔵し、「郷土資料展示室」で展示を行ってきた。これらの収蔵資料や盛岡藩と南部家に関する資料の収集、保管、活用、教育普及などの機能は、2011(平成23)年に開館した「もりおか歴史文化館」に移管され、郷土資料室は企画展示室になり、歴史関連の展示や現代美術など教育的な内容の展示を行ってきた。

 展示を担当する山本正哉さんは「もう少し若者向けの展示をやってみてはどうか」と考えていたという。「公民館の少し堅苦しい雰囲気や、若者は利用しないイメージを和らげたいと思っていた」と山本さん。アイデアを探す中で、岩手県が取り組む漫画を活用して岩手の魅力を県内外に発信する「いわてマンガプロジェクト」を知り、原画展ができないかと1年ほど前から準備を進めてきた。今回は岩手県と岩手大学ヴィジュアルデザイン研究室の協力の下、同プロジェクトで制作された漫画作品から22作品の複製原画などを展示する。

 展示する複製原画は、岩手の景観や文化、暮らしの様子などが描かれた場面を選んだ。盛岡八幡宮や沿岸地域の様子、宮沢賢治、鬼剣舞などがそれぞれの作者のタッチで描かれている。各原画には作品を掲載している「コミックいわてWEB」にアクセスできる二次元コードを添え、すぐに作品を読めるようにした。

 漫画を作る過程を知ってもらおうと、盛岡出身で雫石在住のそのだつくしさんの作品「出張版イワさんとニッポちゃん」のネーム(漫画のコマ割りや構図、人物の配置などを大まかに表したもの)や下描き、ペン入れ原稿、完成原稿も展示。「昔の道具と今の道具」と題し、漫画用の原稿用紙やペン、トーンなどの手描きの道具と、液晶ペンタブレットとパソコンのデジタルで描く道具も並べた。液晶ペンタブレットは自由に使ってイラストや漫画を描く体験もできる。

 展示室内には大学生のアイデアでフォトスポットや岩手県漫画マップ、「コミックいわて」などが読める読書コーナーも設けた。展示のために作ったオリジナルキャラクターも展示室内に登場している。

 山本さんは「公民館でこういう題材もありなんだと楽しんでもらうのも狙いの一つ。岩手を題材にしている漫画という点は共通していても、作者それぞれの切り取り方や描き方がある。それをじっくり見てもらい、漫画やイラストの力を感じてもらえれば」と話す。

 開場時間は9時~17時(最終日は15時まで)。月曜休館。4月12日まで。

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