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原敬記念館で「原敬と皇室」展 明治から昭和にかけての関係資料20点

特別収蔵資料展会場の様子

特別収蔵資料展会場の様子

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 「原敬記念館」(盛岡市本宮4)で現在、御即位記念特別収蔵資料展「原敬と皇室」が行われている。

 10月22日に行われる「即位礼正殿の儀」を記念して企画した同展。新天皇即位を祝い、原敬と皇室の関係にまつわる同館の収蔵資料を一般公開する。

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 会場では、明治・大正・昭和の3ブロックに分け、各時代の天皇と原敬のつながりや交流を紹介する資料20点以上を展示。明治のブロックでは、原敬が27歳の時に初めて明治天皇に謁見(えっけん)した資料や、原敬に下賜された明治天皇の遺品「森琴石(もりきんせき)画『澗閣松雲図(かんかくしょううんず)』」などが並ぶ。原敬が最も長く使えた大正天皇は、「原敬日記」に記された記録から、心温まる交流や厚い信頼があったことを紹介する。

 昭和ブロックでは、昭和天皇・裕仁親王のヨーロッパ訪問に原敬が尽力したことを中心に紹介。裕仁親王帰国後の「原敬日記」には「快活になられた」という記録があるほか、皇太子自身が「人格形成に影響した」と話した記録もあるという。。

 担当学芸員の田﨑農巳さんは「昔の国民にとって、天皇はとても遠い存在だった。現在のような国民と皇室のあり方のように、互いの距離を縮めるきっかけになったのが原敬という人。裕仁親王の摂政就任に向けて動いた原敬は、裕仁親王の帰国による祝賀ムードの中、暗殺された。原敬は平民宰相や政党政治家として知られているが、皇室にも深くかかわっている。ぜひそういう部分もこの機会に知ってもらいたい」と話す。

開催時間は9時~17時(入館は16時30分まで)。入館料は、高校生以上=200円、小中学生=50円。11月24日まで。

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