国の登録記念物、盛岡市指定保護庭園・景観重要建造物の「南昌荘」(盛岡市清水町)で現在、「南昌荘のひなまつり」が開かれている。
春を呼ぶ恒例行事として、26回目を迎える。県内外から寄せられたひな人形やひな飾り、手作りの人形を邸内の部屋や廊下に華やかに飾り付ける。
施設を所有・管理する「いわて生協」の牧野典子さんは「年に1度、施設がおひなさまたちでにぎやかになる季節。毎年子どもと一緒に訪れる人が、家にはたくさん飾れないのでここで見るのが楽しみと声をかけてくれるのもうれしい。ここ数年は訪日観光客も多く、日本の古い人形や建物が珍しいのか、長い時間をかけてじっくり見学する人もいる。日本での思い出の一つになれば」と話す。
今年は、25人から借り受けた40組を超えるひな人形やひな飾りを邸内7つの部屋に展示。初めて展示する江戸時代のひな人形のほか、昭和と平成の親王飾りや段飾り、「即位の礼」の装束を身に着けた即位びな、フェルトや米粒を使った手作りの人形などが並ぶ。
関連の催しとして、2月20日に「箏(こと)アンサンブル・ベガ」の演奏、21日に山口流しの笛の演奏を行う。
牧野さんは「江戸から令和まで、さまざまな時代のおひなさまが共演している。厳しい寒さも緩み、春の気配を感じる中で、長く愛されてきた人形の穏やかな表情や、変わった素材を使ったユニークな人形集まる姿を楽しんで」と呼びかける。
開館時間は10時~16時(15時30分最終入場)。入園料は、大人=400円、小中学生=200円。3月3日まで。期間中、2月24日は休館。