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岩手県立図書館で東日本大震災津波警察活動写真展 震災から15年に合わせ

東日本大震災後の警察活動の記録写真が並ぶ

東日本大震災後の警察活動の記録写真が並ぶ

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 岩手県警察東日本大震災津波警察活動写真展が現在、岩手県立図書館(盛岡市盛岡駅西通1)4階「I-ルーム」で開かれている。

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 会場の「I-ルーム」は東日本大震災を中心に、自然災害や防災に関連する本と資料をまとめたスペース。2023年11月の開設以来、定期的に災害に関連した展示やイベントを開催している。今年の3月11日で東日本大震災の発災から15年になることから、当時が分かる展示を企画しようと、発災直後から被災地で活動してきた岩手県警に声をかけたという。

 担当者の小林亜衣さんは「震災が起きたのがまるで昨日のことのようにも思えるほど、あっという間に時がたったが、15年という月日は0歳だった子が中学生になる長さ。当時の記憶がない、知らないという人がどんどん増えている。岩手で、東北で、日本で、どのような災害が起きたのか知ってもらいたい」と話す。

 東日本大震災津波災害に対する警察活動について広く周知し、津波に関わる記憶の風化を防止し防災意識を高める機会として、警察活動を記録した写真60枚のほか、警察職員による手記、県立図書館所蔵の警察活動や東日本大震災に関連した資料を展示する。

 写真展示は陸前高田市の震災前、津波襲来中、被災後の様子を上空から撮影したものから始まり、行方不明者の捜索活動、避難所での被災者への声かけ、交通整理・誘導、行方不明者についての聞き取り、運転免許の再交付など多岐にわたる活動写真が並ぶ。中には他県から来た警察官やパトロール隊が活動する姿、地域住民が警察職員と交流する様子、警察車両に敬礼する子どもたちを写した写真もある。

 担当者の冨岡和さんは「当時は全国から警察職員が集まっていたと知ってはいたが、その活動の様子を実際に見ることはなかった。写真を見ながら警察の皆さんがこんなことをしていたんだと、震災から15年たって初めて知ることもあった」と話す。

 県立図書館所蔵資料としては、東日本大震災に関わる警察職員による手記や証言、救援記録をまとめた本も並ぶ。「警察職員の皆さんが何を思い、被災地で活動を続けてきたのか、写真と合わせて知ってもらいたい」と小林さん。「昨年12月、そして1月にも大きな地震があった。これ以上大きな災害がない一年であるようにと願いつつ、備えもしてもらえれば」と話す。

 開館時間は9時~20時。期間中、1月30日と2月27日は休館。3月18日まで。

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