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盛岡の建設会社が「いわぎんSDGs私募債」寄付 子どもたちの未来に役立てて

岩手銀行赤レンガ館で行われた寄贈式の様子

岩手銀行赤レンガ館で行われた寄贈式の様子

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 盛岡の建設会社「上の島」(盛岡市下太田)と岩手銀行(中央通1)が9月11日、「いわぎんSDGs私募債」を活用し、NPO法人「未来図書館」(肴町)に寄付金を贈呈した。

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 同私募債は、私募債発行の手数料の一部を利用し、SDGs達成に向けて取り組む企業や団体、小中学校、福祉施設などに対して寄付を行うもの。寄付先は私募債を発行する企業が指定し、現金寄付のほか、教育用品、スポーツ用品などを寄贈する。

 「上の島」は昨年3月にSDGs宣言を行い、地域貢献と社会貢献をゴールに掲げている。6月25日に私募債を発行。寄付先には子どもたちのキャリア教育支援に取り組む「未来図書館」を選んだ。

 上の島の熊谷英典社長は以前、未来図書館が取り組むキャリア支援事業に社会人講師として参加している。「講師として参加した際、子どもたちの可能性を感じると同時に、私たち大人が、子どもたちが将来に向かっていくための基礎づくりをする責任を痛切に感じた」と熊谷さん。「社是の一つに『企業は人なり』がある。地域貢献、社会貢献を通じて、これからも人を育むことに携わることができればこの上ない幸せ」と話した。

 11日に行われた寄贈式には熊谷さんのほか、岩手銀行材木町支店の佐々木学支店長、未来図書館の古澤眞作理事長らが出席。佐々木さんは「未来ある子どもたちの明るい将来のために役立ててほしい」と伝えた。

 目録を受け取った未来図書館の古澤さんは「SDGsは未来を作る目標であり、私たちの活動にぴったり一致するものだと思っている。寄付金は大切に、効果的に活用したい。子どもも大人も含めて、これからの未来を作る地域の皆さんを支えていく活動を続けていく」と話した。

 寄付金は子どもたちのキャリア教育支援事業などに使われる。

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