
盛岡経済新聞の2025年上半期PV(ページビュー)ランキング1位は、肴町商店街アーケードを会場にした新たなイベント「肴町昼市」の開催を伝える記事だった。
ランキングは今年1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。10位までのランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 肴町商店街で「肴町昼市」開催へ 朝市・よ市にリスペクト、新たなにぎわいを(3/14)
2. 盛岡初の道の駅「たみっと」開業へ 人々が集い、つながり、つむぎ合う場へ(4/25)
3. 岩手県立博物館でテーマ展「驚異の部屋」 「なんだこれ」から興味につなげて(4/7)
4. 盛岡のコーヒー店を巡るスタンプラリー 一過性ではない日常のつながりを(6/6)
5. サンマルクカフェ盛岡南店で限定パフェ提供 岩手のおいしいを一度に味わって(3/7)
6. 盛岡出身の俳優と作家がコラボ書籍 見慣れた景色の中に2人の感覚重ねて(2/28)
7. 道の駅「もりおか渋民」の登録証手交式 県内外の人に親しまれる場所へ(3/10)
8. 盛岡の学生が道の駅開業に向けて市長に提案 目標は「オープン日に行列」(3/13)
9. 盛岡・中央公園でアウトドアイベント今年も 五感で楽しむ豊かな体験を(6/24)
10. 滝沢総合公園のバラ園が見頃に 1700本が美しく香る(6/23)
1位の「肴町昼市」は、市内で開かれている「盛岡神子田朝市」や「盛岡材木町よ市」から着想を得て、2つの市をリスペクトしながら立ち上げた新イベント。肴町商店街には昼間に人が集まることから「昼市」とした。3月23日に1回目、6月22日に2回目を開催した。ランキングを受けて企画者の下玉利元一さんは「商店街の皆さんが中心となり、地域に根差したイベントづくりを丁寧に連携しながら続けてきた積み重ねがあるからこそ、『肴町ならきっと何か楽しいことが起きそう』というわくわくが自然と広まったと思う」と喜びを語る。8月24日には3回目の開催も予定。下玉利さんは「家族や仲間同士でリラックスして集まれる場所。新たな出会いや再会のシーン、笑顔が生まれることを楽しみにしている」と話す。
2位、7位、8位には4月26日に開業した盛岡初の道の駅「道の駅 もりおか渋民(愛称・たみっと)」の記事がランクイン。渋民出身の石川啄木の短歌から想起した色を施設の外壁に採用するほか、レストランでは地元食材を使った料理を提供するなど、地域の色が濃く表れている。開業初日には多くの人が訪れた。
3位には博物館の原型ともいわれる「驚異の部屋」をモチーフに、収蔵資料の中から珍しいものなどを紹介する岩手県立博物館のテーマ展を取り上げた記事、6位は盛岡市出身の俳優・戸塚純貴さんと作家・くどうれいんさんのコラボ書籍の発売を伝える記事が入り、文化的な話題にも注目が集まる。
4位と5位は盛岡経済新聞の中でも人気が高い食とコーヒーの話題、9位と10位にはその季節ならではの話題について取り上げた記事がランクイン。今年の上半期ランキングからはイベント系の話題を中心に、幅広いジャンルに注目が集まっていることが感じられた。下半期も盛岡と近隣地域の明るい話題や新しい情報などを、地域内外の皆さんに届けたい。