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盛岡の桜、開花宣言 雨で開花進まず、昨年より4日遅れ

つぼみが開き始めた盛岡の桜

つぼみが開き始めた盛岡の桜

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 盛岡地方気象台が4月16日、ソメイヨシノの開花を観測した。

ほぼ満開となった石割桜

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 桜の開花は、同気象台敷地内にある標本木を対象に5、6輪の花が咲いた状態を表す。当日は朝から冷たい雨が降っていたが、9時過ぎの観測で職員が標本木に6輪ほどの花が咲いているのを確認し、開花を発表した。

 昨年よりは4日遅いが、平年より2日早い開花となった。3月の平均気温は平年より高く推移し、民間の気象会社などによる開花予測では、4月11日や12日と予測されていた時期もあった。4月に入ると雨の日や気温が低い日が続き、開花にブレーキがかかった。観測した職員も「開花が進まず、やきもきしたところもあったが、ようやく咲いてくれた」と話す。

 市内の桜の名所の状況は、11日に開花した「石割桜」がほぼ満開。盛岡城跡公園内のソメイヨシノやシダレザクラも多くの木で花が開き始めた。盛岡観光コンベンション協会によると、国指定天然記念物の「龍谷寺のモリオカシダレ」が14日に開花、盛岡市高松公園管理事務所によると高松公園でもソメイヨシノの開花が確認されたという。

 19日と20日には、石割桜前で盛岡ふるさとガイドが花見マップを配布するほか、市内の観光と桜について紹介。盛岡城跡公園と高松公園では、27日まで「盛岡さくらまつり」を開催している。園内にぼんぼりを設置し、夜桜のライトアップを行う。点灯時間は18時~21時30分(高松公園は21時まで)。19日~5月6日には、米内浄水場のヤエベニシダレザクラの一般公開も始まる。

 旅行会社「トラベル・リンク」では20日まで、市内中心部の桜スポットを徒歩で巡る「SAKURA 桜巡り 盛岡お花見まち歩き」を開催。各日午前・午後の2回で、定員は各回8人。参加費は2,500円。

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