
肴町商店街アーケード「ホットライン肴町」内で3月23日、「肴町昼市」が開催される。
盛岡市内で開かれている「盛岡神子田朝市」や「盛岡材木町よ市」から着想を得た同イベント。企画者の下玉利元一さんは「神子田朝市と材木町よ市にはそれぞれ良い思い出や仲間との出会いがある。2つをリスペクトしながら、新しい市を作りたいと考えていた」と話す。
肴町を会場に選んだ理由には、江戸時代から商人が住む地域である歴史があり、昔ながらの商店街があること、人口が密集している地域である一方で定期イベントがないことなどあるという。肴町商店街は昼間に人が集まる場所であることから「昼市」とした。
今回は骨とう品やレコード、日用品、アウトドアグッズなどの物販と飲食の25店が出店。岩手にある新たな魅力を地域住民や県外から盛岡を訪れる人に伝えようと、出店者は盛岡に限定せず、県内各地の事業者に声をかけた。「朝市で生まれる世代を超えたコミュニケーション、よ市のお酒を楽しみながら盛り上がる独特の高揚感を取り入れたい」と下玉利さん。朝市、よ市が観光客から注目を集めていることから、昼市が岩手を訪れるきっかけにつながることも狙う。
今後、定期的な開催を目指す。下玉利さんは「肴町昼市が岩手を伝えるコンシェルジュのような存在となり、県内各地を訪れるチャンスメークをしていければ。昼の街の肴町にみんなで集まって、陽気に飲んだり食べたり、品物を見たりして楽しんでもらいたい」と話す。
開催時間は11時~14時。出店者情報はインスタグラムで発信する。