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盛岡ふるさとガイド今年も募集へ 柔軟な視点で盛岡の魅力伝えて

現在活動する盛岡ふるさとガイドの皆さん(写真提供=盛岡観光コンベンション協会)

現在活動する盛岡ふるさとガイドの皆さん(写真提供=盛岡観光コンベンション協会)

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 盛岡観光コンベンション協会(盛岡市中ノ橋通1)が運営する市民ボランティア事業「盛岡ふるさとガイド」の新規募集説明会が12月15日に行われる。

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 盛岡ふるさとガイドは2001(平成13)年に開始。研修を受けた市民が案内人となり、盛岡を訪れた観光客などと共に市内の名所や旧跡を徒歩で巡る。現在は90分コース6種類と150分コース1種類を用意し、個人・団体の観光客や修学旅行生のほか、市民に向けた街歩きツアーを行っている。

 コロナ禍による影響も落ち着き観光客が戻り、ガイドの需要も高まる一方で、人手不足やガイドの高齢化といった課題を抱える。課題を解決し、ふるさとガイド事業を継続することを目指して昨年は数年ぶりに新規ガイドの募集を行った。

 盛岡観光コンベンション協会の佐々木健一さんは「現在も20人以上のガイドが在籍しているが、安全面などの都合上、1人のガイドが案内できるのは10人までとしている。全員が常に活動できるわけではないので、200人を超える団体での利用があると今の人数では対応しきれない」と話す。

 今年も継続して新規ガイドを募集することを決定。事前に行う説明会に参加して、事業の概要説明を受け、ガイドの実地研修と座学講習を体験した人を対象に、応募を受け付ける。応募者は来年1月から8回ほどの研修を受け、正式にガイドになれるかどうかを盛岡観光コンベンション協会が判断する。

 説明会の参加には事前の申し込みが必要だが、締め切りや申し込み方法を守らない人もいるという。「ふるさとガイドになるために重要な点は時間とルールを守り、責任感を持つこと」と佐々木さん。「参加者が何に興味があり、何を求めているかに気付き、柔軟な視点で盛岡の魅力を伝えることや、自分が持つ知識を押し付けないこと、そして気遣いの心を持つことが大切。ガイドとなって皆さんがそれぞれ考えている盛岡の良さを言葉にして伝えてほしい」と呼びかける。

 開催時間は13時~16時30分。場所は「プラザおでって」3階大会議室。参加申し込みは電話(019-621-8800、受付時間9時~17時、土曜・日曜・祝日・第2火曜は休業)、ファクス(019-653-4417)のほか、メールで受け付ける。締め切りは12月5日12時(必着)。

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