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IGRいわて銀河鉄道が6年ぶりのカレンダー販売 社員の冨手さんが写真撮影

「鉄道写真は大きい方がいいから」と冨手さん。迫力ある車両の写真が表紙を飾る

「鉄道写真は大きい方がいいから」と冨手さん。迫力ある車両の写真が表紙を飾る

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 IGRいわて銀河鉄道(盛岡市青山2)は11月1日、「2025IGRカレンダー」の販売を盛岡駅など沿線5カ所で始める。

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 同社が販売用のカレンダーを作成するのは2018年以来、6年ぶり。10月14日の「鉄道の日」に合わせた催しなど、鉄道イベントが増える秋の時期に合わせて新しいグッズを検討する中で、グッズ担当職員から「カレンダーを作りたい」というアイデアが出てきた。

 今回のカレンダーの写真は、社員の冨手淳さんが撮影したもの。冨手さんは以前、三陸鉄道に勤務し、同社を定年退職した後、2021年にIGRに入社した。「駅にいると、三鉄時代を知る人から『なんでここにいるの』と声をかけられることもある」と冨手さん。普段から趣味で全国各地の鉄道を撮影し、三陸鉄道時代にも自身が撮った写真を使ってグッズを作製していた。IGRの車両も仕事ではなく趣味で撮影しているという。

 グッズ担当からカレンダーに使える写真がないか相談を受けた冨手さんは、カレンダーなら四季の写真がいいだろうと撮りためていた写真の中から複数枚選び、その中からグッズ担当者らが選定した。表紙は車両正面を映した迫力の写真が飾り、月ごとに雪や桜、柿の木、紅葉など季節が感じられる風景と一緒に車両や駅舎を写した写真が使われている。

 冨手さんは「三鉄時代は車両と海が定番だったが、内陸はやはり山。IGRを撮影するなら、好摩地域周辺の岩手山も一緒に写る風景が良い。カレンダー用の写真にも岩手山の四季も感じられるものをいくつか選んだ。今日は岩手山が見えているかな、時間的に姫神山の方がいいかな、と考えることもある」と話す。

 カレンダーの大きさはB3サイズで、写真が大きく印刷されているところも冨手さんのお気に入りだという。「鉄道の写真は大きい方がいいから」と笑顔を見せ、「雪の中を走る車両やラッピング車両などIGRならではの写真もあるので、楽しんでほしい」と話す。

 価格は1,000円。11月1日からの取り扱いは盛岡駅、いわて沼宮内駅、一戸駅、二戸駅、プラザあい物産販売コーナー。通信販売サイト「ぎんきらショップ」では先行販売中。

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