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ヘラルボニーのポップアップショップで職場体験 地元中学生が特別店員に

来店客に商品を紹介する厨川中学校の生徒たち

来店客に商品を紹介する厨川中学校の生徒たち

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 障害者アートのライセンス管理や商品化を手がける「ヘラルボニー」(盛岡市開運橋通)の期間限定ショップ「HERALBONY POP UP in KAWATOKU」(菜園1)で7月31日、市内の中学生が職業体験を行った。

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 同社は2018(平成30)年の設立から本社を盛岡に置き、2021年にはアートギャラリーを開設。ギャラリーに見学に訪れる学生や、調べ学習や作文のテーマに同社を選ぶ学生が増えていることから、さらなる学びの場を提供しようと夏休み期間中に盛岡で開く期間限定ショップに合わせて、中学生の職場体験を企画した。

 職場体験には岩手中学校の1~3年生5人と、厨川中学校の3年生4人が参加。ヘラルボニーで広報を担当する矢野智美さんが各校で事前学習を行い、生徒らは同社の取り組みや販売する商品について、販売時の注意について学び、当日に挑んだ。

 生徒らは開店前に会場のパルクアベニュー・カワトクに入店。今回のショップで取り扱う約30種類の新商品や、商品を紹介する時のポイントの説明を受けた。その後、生徒らは入り口でポストカードを配って宣伝するチームと接客を担当するチームに分かれ、10時の開店に合わせて来店客を迎えた。

 生徒らは「おはようございます、いらっしゃいませ」「ヘラルボニーの期間限定の限定ショップです」と元気よく声をかけ、ヘラルボニースタッフのアドバイスを受けながら商品の説明や接客にも挑戦。「このエコバッグは小さく畳めてお薦めです」などと一生懸命に話す生徒の姿に来店客からも笑顔が見られた。

 接客を体験した厨川中学校の佐々木瑠那さんは「接客の経験がないのでどうしたらいいのか不安もあったが、事前学習を生かして対応できた。お客さんが興味を持ってしっかり話を聞いてくれるので、安心して接客できた」、中奥結愛さんは「初めてのことで緊張した。お客さんの方から話しかけてもらえて良かった」と話す。

 期間限定ショップは8月6日まで。開催時間は10時~19時(最終日は17時終了)。

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