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矢巾町出身のレゲエアーティストが応援アンバサダーに 「矢巾町は安心感のある町」

7月8日に行われた委嘱状交付式の様子(写真提供=矢巾町)

7月8日に行われた委嘱状交付式の様子(写真提供=矢巾町)

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 矢巾町出身のレゲエアーティスト・ZENDAMAN(ゼンダマン)さんが7月8日、町の魅力を町内外に発信する「矢巾町応援アンバサダー」に任命された。

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 矢巾町では関係人口の増加などを目的に、町在住者や出身者、町にゆかりのある人で、芸能やスポーツほかさまざまな分野で活躍する人を応援アンバサダーに任命。アンバサダーは自身の活動やSNSなどを通じて、町の魅力を広く発信する。現在は4人のアンバサダーが活動している。

 5人目のアンバサダーに任命されたZENDAMANさんは高校卒業後、単身でジャマイカに渡ってレゲエを学び、音楽活動を行ってきた。今年約5年ぶりに一時帰国し、今後は日本とジャマイカを拠点に活動する予定。今年1月に町内で開催された「二十歳の集い」にビデオメッセージを提供したほか、5月には高橋昌造町長を表敬訪問し、町との交流を深めてきた。

 8日に行われた委嘱状交付式では、高橋町長から委嘱状と応援アンバサダーのたすきが手渡され、ZENDAMANさんは笑顔で受け取った。「最初に会った時から実直な人柄にほれていた」と高橋町長。同町が2016(平成28)年に「音楽のまち やはば」を宣言したことにちなみ、「町内には田園ホールなどライブができる場所もあるので、ミュージシャンとして音楽大使、ミュージックアンバサダーとして、あなたの人柄とバイタリティーで矢巾を盛り上げてほしい」とZENDAMANさんに声をかけた。

 ZENDAMANさんは「矢巾は温かさや愛にあふれている場所。矢巾町がいつでも帰って来られる場所として安心感があったからこそ、県外や海外で頑張ることができた。ふるさとである矢巾町に応援アンバサダーとして関わることができて光栄に思う。これから何ができるんだろうとワクワク感であふれている」と話し、「僕も矢巾で生まれて海外へ飛び出した。自分の好きなことや可能性を見いだしたら挑戦していこうということを若い皆さんに伝えたい」と意気込んだ。

 「応援アンバサダーになった今の熱い気持ちをレゲエで表現してほしい」とリクエストされると、ZENDAMANさんは「もちろん」と笑い、「矢巾町のアンバサダーは俺 ゼンダミゼンダで今日就任 矢巾町そして岩手県 若者のみんな夢を持て 諦めんな」と力強く歌った。

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