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紫波・日詰商店街で本にまつわるイベント 本から始まる出会い楽しんで

「本から始まる会話や出会いを楽しんで」とあまのさん

「本から始まる会話や出会いを楽しんで」とあまのさん

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 本の展示販売などを行うイベント「本と商店街2024」が6月15日・16日、紫波町日詰商店街で開催される。

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 今年が2回目となる同イベント。地域おこし協力隊として紫波町に移住した作家のあまのさくやさんや、盛岡の書店「BOOKNERD」の店主・早坂大輔さん、日詰商店街のカフェ「Y.C. COFFEE STAND」らが運営に携わる。「本とローカリティ」をテーマに、本を通じて人が集まる場をつくろうと企画し、全国どこでも同様のイベントが開催できるよう「本と商店街」というタイトルにしたという。

 1回目は県外からの来場者も多く、盛況だったという。あまのさんは「本というキーワードは、年齢や地域などの垣根を越えて誰もがつながれる話題だと思う。日詰商店街は宿場町だった歴史を持ち、かつては劇場や書店もあり文化的な要素も形成されていた。そのような場所で、地元の人と外から来た人が交じり合うイベントができて良かった」と振り返る。

 今年は物販・飲食含め県内外から50組以上が出店。商店街の空き店舗や国指定重要文化財「日詰平井邸」、イベントスペース「日詰町屋館」などを会場に、出店者が本にまつわる商材の展示販売や軽食・ドリンクの提供を行う。

 ゲストを招いてのトークイベントや、町内で映画の上映会を開催するグループ「シワキネマ」による映画上映、本を作るワークショップも展開。イベント終了時刻から始まる特別企画として、15日は出版社「夏葉社」の島田潤一郎さん、16日は盛岡在住の作家・くどうれいんさんのトークイベントを行う。

 「まずは出店者の皆さんと話してみてもらいたい」とあまのさん。「そこから始まるたくさんの出会いを楽しんでもらいたい。小さくても個性ある書店や出版社、個人など、さまざまな形の本屋さんを見て、地域の魅力が詰まった商店街を満喫して」と呼びかける。

 開催時間は両日とも10時~17時。入場無料。トークイベントは予約が必要。インスタグラムアカウントからアクセスできる申し込みページで受け付ける。

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