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盛岡の生き物を市民が調査 身近な自然に触れ合う機会を持って

春の調査対象となる5種類の生物。身近で目につきやすい生き物が選ばれた

春の調査対象となる5種類の生物。身近で目につきやすい生き物が選ばれた

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 盛岡市が4月1日から、市民が調査員となって市内に生息する生物を調査する「もりおかいきもの調査」を行っている。

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 市では2023年度~2025年度の3年間で市内の自然環境調査を実施。市域の生物の生息状況を調査し、2027年度以降の自然環境保全計画に役立てる。「もりおかいきもの調査」もその一環として行い、市民が対象となる生物を見かけた場所や時間、その場所の環境、写真など報告。集まった情報は保全計画を立てるための資料として活用する。

 調査を担当する市環境企画課環境保全係の稲葉千晶さんは「市民の皆さんに身近な自然と触れ合う機会を持ってほしいという思いもあって初めて企画した。市内の生き物を調査するので、市民の皆さんにも一役を担ってもらえるとうれしい」と話す。

 今回の調査対象は、ツバメ、ヒバリ、カッコウ、フクジュソウ(フクジュソウ・ミチノクフクジュソウ)、カタクリの5種類。数が少ない重要種などではなく、日常生活の中でも見つけやすい身近な動植物を選んだ。

 鳴き声を聞いた場所や姿を見た場所を記録し、市環境部ウェブサイト「ecoもりおか」内の専用フォームから生物の名前、見つけた場所、見つけた日付、見つけた時の状況・環境の情報を投稿する。写真を3枚まで添付もできる。調査を知らせるチラシやウェブサイトには対象の生物の特徴や生息している場所を記載している。

 集まった投稿を基に「いきものマップ」を作成し、調査結果として「ecoもりおか」で夏ごろに公開するほか、夏と秋にも対象を変えて調査を行う予定だという。

 稲葉さんは「皆さんの調査の結果は、マップや自然環境保全計画といった目に見える形で活用していく。これをきっかけに、身の回りにある自然に目を向けて過ごしてもらいたい」と呼びかける。

 調査は5月31日まで。

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