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あさ開で子ども向けのワークショップ お酒を飲めない人にも門を開いて

会場となる「あさびらき十一代目源三屋」とワークショップのチラシ

会場となる「あさびらき十一代目源三屋」とワークショップのチラシ

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 酒造会社「あさ開」(盛岡市大慈寺)が4月20日、小学生を対象にした甘酒のオリジナルラベルを作るワークショップを開催する。

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 同社の「新酒まつり」などのイベントで、酒が飲めない子どもが楽しめるコーナーを設けることはあったが、「子ども向け」と銘打ったイベントを開くのは今回が初めてだという。近隣には小学校があり、子どもたちが酒蔵の見学に訪れることもあるほか、同社敷地内の「地酒物産館」では、アルコールが含まれていない「大吟醸ソフトクリーム」を提供していることから、親子での来店も多い。

 企画を担当する照井未来さんは「お酒が飲めない人や飲まない人にもあさ開のことを知ってもらいたいと考えていた。地元の人でも、ここに酒蔵があることを知っていても、足を運んだことがないという人もいる。そういった皆さんともつながるきっかけをつくりたかった」と話す。

 今回は、手書きやデータの持ち込みでオリジナルラベルが作れる同社の強みを生かし、子どもたちが描いた絵をノンアルコール甘酒のオリジナルラベルにするワークショップを企画。似顔絵師のわかをさんが講師を務め、「わたしのだいすきなひと・もの」と題して、子どもたちが好きなものを描き、完成したラベルを自分たちの手で瓶に貼り付ける。参加者にはわかをさんがそれぞれの似顔絵を描いて1枚進呈する。

 会場となる「あさびらき十一代目源三屋」はイベントスペースとして貸し出しを行い、コンサートや映画の上映会、展示会などに活用されてきた。「新型コロナ禍で場所の活用も減っていた。地域の皆さんにも活用してもらいたい。あさ開にはこういう使い方もあると知ってもらえれば」と照井さん。「まずは子どもたちと一緒に自分の好きなものをラベルにする体験を楽しみたい。世界に一つだけのラベルを作ることが、人生の中での思い出になればうれしい」と話す。

 開催時間は9時~11時、13時~15時。参加費は1,500円(甘酒1本付き、2本以上希望の場合は1本550円)。参加は保護者同伴で、定員は各回10組。申し込みは電話(019-624-7200)で受け付ける。

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