旅行会社「トラベル・リンク」(盛岡市大通3)が、12月7日・28日に「みんなで一緒にまち歩き 年の瀬御礼参りツアー」、1月4日~7日に「みんなで一緒に初詣 新年開運まち歩きツアー」を実施する。
関係人口・交流人口の拡大や移住・定住の促進などを目的とした盛岡市のプロジェクト「盛岡という星で」と連携して行う。同社がツアーの企画と実施を担当し、月に1回のペースでさまざまなテーマを設けたガイドツアーを行っている。
年末年始の盛岡は県内外からの帰省者が多いという点に着目。市内の神社を巡り、一年の報告をする「お礼参り」をするツアーと、新しい年を迎えて初詣をするツアーをそれぞれ企画した。年末のツアーは一昨年、年始のツアーは昨年も実施し、参加者からは「久々の帰省で盛岡も変わっていて驚いた」「知らないお店が増えていた」という声もあった。
企画を担当する中島航さんは「これまでのコロナ禍で、なかなか盛岡へ帰ってこられない人も多く、皆さんの中にある盛岡の情報やイメージを、新しい盛岡へ更新してもらえるようなガイドツアーになった。初詣には行くけど、お礼参りはしないという人もいると思うので、それも新鮮に感じてもらえれば」と話す。
ツアーでは、歴史がありながら1、2年の間に街並みや店舗に変化がある桜山と、イルミネーションなど冬ならではの楽しみがある八幡町を紹介。両ツアー共にコースは同じで、市の関係人口交流拠点「盛岡という星で BASE STATION」(菜園1)を出発し、ガイドが市内を案内しながら桜山神社と盛岡八幡宮の2カ所を参拝。再び「盛岡という星で BASE STATION」へ戻る。年の瀬ツアーでは甘酒、新年ツアーでは屋台の一休だんごを味わう予定で、おみくじを引くこともできる。「実は一休だんごの屋台は岩手にしかないらしく、そのローカル感も楽しんでもらえたら」と中島さん。
参加者の対象は、盛岡に帰省中の人、盛岡に引っ越して間もない人のほか、「みんなで一緒にお礼参り・初詣をしたい人」としている。今年は移住希望者やすでに移住が決まっている人からも申し込みがあるという。中島さんは「盛岡の冬は寒さも厳しいが、どんなふうに過ごしているのか、盛岡の冬の暮らしをツアーを通じてイメージしてもらうのもいいのでは。年末年始の盛岡の少しそわそわしたにぎわいを感じて、楽しんでもらえれば」と呼びかける。
参加費は両ツアー共に1,100円(ガイド同行、年の瀬ツアーは甘酒代、新年ツアーは一休だんご代込み)。定員は各日8人。申し込みは申し込みフォームと電話(019-658-8644、平日10時~17時30分)で受け付ける。