凍った「やかん」で「ヤカーリング」競技-地球温暖化も「なんのその」

凍ったやかんは意外に滑る

凍ったやかんは意外に滑る

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 この時期、本州で最も気温が下がる盛岡市玉山区藪川地区で2月15日、「氷上運動会」が開催された。

氷の上に作られた「ヤカーリング」のコート

 「SUGA Festa 岩洞湖氷上まつり」(主催=岩洞青年会)と題した同イベントは、「本州一の寒さを楽しもう」をテーマに1993年にスタート。ワカサギの穴釣りで知られる岩洞湖の氷上を会場に、口に含んだ氷の固まりを吹き出して飛ばす「すが飛ばし大会」や「すが早食い競争」「氷上玉転がし」など5つの「競技」が行われた。

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 中でも熱戦を繰り広げたのが「ヤカーリング」。カーリングのストーンに見立てた「やかん」を氷の上に描いたサークル目がけて滑らせる「ローカルスポーツ」で、3人1組のチームが全員投げ終えて、サークルの中心に最も近いチームに軍配が上がるというルール。

 氷点下で横なぐりの雪が降りしきるなか、参加者は砂と氷で2~3キロほどの重さになったやかんを手に、徐々にコツをつかみながらスローイングを楽しんでいた。同競技はトーナメント戦で10チームが参加し「デーブ小山」チームが優勝した。

 大会では、詰めかけた地元のテレビや新聞などのマスコミ陣も競技に参加。「氷上玉転がし」では、思わぬ熱戦に写真判定に持ち込まれるシーンも見られた。

 実行委員会の三浦貴幸さんは「このイベントは以前より地域間で交流のある青森県の金木町(現・五所川原市)で話題になった『地吹雪体験ツアー』をヒントに、マイナスイメージになりがちな寒さを逆手にとって楽しむために青年会で考えたもの。今年は地球温暖化のせいか、前日に雨が降るなど氷の出来具合が微妙だったが、無事に開催できてよかった」と話している。

 SUGA(すが)は、同地域で「氷」の意。

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