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盛岡ふるさとガイドの市民向けツアー開催へ 日常と違う視点で街を楽しんで

岩手銀行赤レンガ館を背に笑顔の照井さん。「盛岡の宝物を見つけましょう」と呼びかける

岩手銀行赤レンガ館を背に笑顔の照井さん。「盛岡の宝物を見つけましょう」と呼びかける

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 盛岡観光コンベンション協会が運営する市民観光ボランティア事業「盛岡ふるさとガイド」による市民向けガイドツアー「盛岡ふるさとガイドと珠玉の街を歩こう!」が10月14日に行われる。

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 「盛岡ふるさとガイド」は、研修を受けた市民が案内人となり、盛岡を訪れた観光客などと共に市内の名所や旧跡などを徒歩で巡る観光ガイド。主に県外・市外の人を案内することが多く、ガイドたちは「もっと市民と交流してみたい」という思いで、2008(平成20)年から毎年市民向けのツアーを企画してきた。

 市民向けツアーは、ガイドの技術向上も目的の一つ。盛岡ふるさとガイドの会会長の照井孝さんは「市民の皆さんと歩くと、『この辺りに住んでいた』『近くで働いていた』という話が出てくることもあって、ガイドも知らないような地域の情報を教えてもらえる。私たちも大変勉強になる」と話す。

 市民向けツアーは、新型コロナ禍の影響を受けて一時休止。今回が久しぶりの実施となる。再開のきっかけには、今年1月に盛岡が米国ニューヨーク・タイムズ紙が選ぶ「2023年に訪れるべき52カ所」に取り上げられたこともある。同紙面では紅葉の時期に撮影した盛岡城跡公園の写真が使われていたことから、同じ時期にツアーを行うことに決めた。

 今回のツアーで巡るのは、通常のガイドツアーで行っているコースの一つ「珠玉の街 MORIOKA」をベースにしたルート。プラザおでってを出発し、岩手銀行赤レンガ館を訪れ、紺屋町、与の字橋、ビクトリアロード、盛岡城跡公園、毘沙門橋を通り、もりおか啄木・賢治記念館を目指す。盛岡城跡公園では、ニューヨーク・タイムズ紙に掲載された写真と同じ「太鼓橋」を渡るほか、石垣の解説なども行う予定。

 「日常とは違う視点で盛岡の街を見られると思う」と照井さん。「毎日通っている場所でも実は入ったことがない場所、詳しくは知らないエリアがある。ガイドの後に改めて街を散策してもらえるとうれしい。一緒に歩きながら盛岡の宝物を見つけてもらいたい」と呼びかける。

 当日は9時50分集合。参加無料。申し込みが必要。対象は盛岡市民と観光客を除く近隣市町の住民。定員は30人。申し込みは電話(019-621-8800、平日9時~17時)で受け付ける。締め切りは10月6日17時。

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