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盛岡・木伏緑地で映画の上映会 環境生かし、爽快感を楽しんで

「川辺と作品の爽快感楽しんで」と呼びかける高橋ゆいさん(中央)と関係者の皆さん

「川辺と作品の爽快感楽しんで」と呼びかける高橋ゆいさん(中央)と関係者の皆さん

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 盛岡市内などで映画の上映会や映画関連イベントなどを企画している「<映画の力>プロジェクト」が9月9日、木伏(きっぷし)緑地(盛岡市盛岡駅前通)で屋外上映会「盛岡かわとみどりのほしぞら映画祭」を開催する。

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 同イベントは、市内の川辺や公園、商業施設の屋上など、野外の環境を生かした上映会として2020年から実施を続けている。市が開催してきた「もりおか映画祭」が新型コロナ禍の影響を受けて中止したことから始まり、「みんなで映画を見る楽しさを忘れないでもらいたい」という思いも込めた。現在は屋外上映会として定着し、100人を超える観客規模になっている。

 今回が8回目で、木伏緑地での上映は3回目となる。芝生エリアに特設スクリーンを設置し、来場者はスクリーンの前に自由に座って映画を楽しむ。

 木伏緑地管理棟の高橋ゆいさんは「川辺での上映会というスタイルは珍しい。川の音だけではなく、人や車が行き交う音も相まって、劇場や自宅では味わえない映画体験になる。外国人や家族連れの姿もあって、幅広い人から支持を得ていると感じている」と話す。

 今回上映するのは、2022年公開でトム・クルーズさん主演の人気アクション映画「トップガン マーヴェリック」。作品を選んだ理由について「<映画の力>プロジェクト」の高橋大さんは「一番は作品の持つ爽快感。そして、世代を問わず、誰が見ても楽しめること。人気の作品なので映画マニアではない人や、『実は見たことがない』という人、普段は映画館に行かないという人も足を運びやすいと思う」と話す。一方、作品の熱いファンの存在も視野に入れ、「盛岡にいるトップガンファンのために上映したいという気持ちももちろん大きい」と笑顔を見せる。

 今回は木伏緑地に整備されたにぎわい施設「木伏」の4周年イベントの一環として開催。周年イベントではクラフト市やファーマーズマーケットなどを行う。上映会では施設内の飲食店で購入したものも持ち込み可能で、高橋ゆいさんは「映画と一緒に木伏の魅力も味わってもらいたい」と呼びかける。

 高橋大さんは「屋外上映の良さは、開けた場所でいろんな人と一緒に映画をみて、盛り上がれること。映画と共に、去りゆく盛岡の夏を皆で一緒に楽しんで」と呼びかける。

 18時30分上映開始。鑑賞無料。定員は99人。

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